新たな自分との出会いを
知楽館は、小学生から大人までが「学ぶことを楽しみ、新たな自分を発見する」手助けをする、総合教育プロジェクトです。
昭和61年から28年間、福岡県立高校の国語教師として勤務し、教室の授業だけでなく野球部の部長・監督としても生徒たちと深く関わり、思いを共にしてきました。
生徒と一緒に泣き、笑い、成長できたことを人生の宝だと思っています。だからこそ、教育の現場にその恩返しをしたいと強く考えるようになったんです。
勉強が苦手な子供や、もっと学びたいという大人が自分のペースでじっくりと学習に向き合える場所があれば…。その思いは次第に強くなり、結局54歳で教師を依願退職してプロジェクトを始動しました。
人生に向き合い、人に向き合う。
こころとこころで結ばれた知楽館にしていきたいと願っています。
大人が学ぶ場を作りたい
大人として子供に伝えなければならないことは、たくさんあります。
しかし「人生の師」である大人が、子供に「正義」や「生き方」を語っているでしょうか?
人生を左右する格言や言葉。それらは書物の中に見つけられます。
中学校や高校で学習した作品を、大人になって読み返すことで、言葉はより深くこころに響きます。自分のこころを豊かにすることで、家族や周囲の人のこころまで豊かにできる。そんな言葉の力を、大人にこそ学んでほしいです。
勉強が苦手な子供たち
学校の教室では、たくさんのクラスメイトと一緒に学習します。どうしても一人ひとりへの細やかなケアは難しくなってしまいがちです。理解できていなくても、周囲の目を気にして質問できなかったり、わかったつもりになって学習を続ける子供たちは少なくありません。
勉強が苦手だと感じてしまう大きな原因は、この“わからない”を積み重ねることにあります。そうではなくて「できた!」という経験を積み重ねられるように、それぞれに合ったペースで学習を支援します。“わからない”は、恥ずかしいことではないんです。
介護施設等に入所されている方々
高齢の方や障がいをお持ちの方が、楽しく学習できるような支援を行います。指先や口を動かすことで、脳は元気に活性化します。施設にお伺いしての「出前授業」を行うことも出来ます。
保護者の皆さんや教員の皆さん
お子様の教育や進路についての悩みは、なかなか相談しにくいものです。知楽館は、家庭教育のことだけでなく、どんなことでも気軽に相談できる場所でありたいと願っています。また、若い先生の学級運営や指導改善のご相談にも応じます。
学んで後悔することはない
人間一生勉強だとよく言われます。
一見、堅苦しいお説教のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。学ぶことを楽しみ、新たな自分に出会えることはとても楽しいことなんです。学ばなかったことを後悔することは多々ありますが、学んで後悔することはありません。学習は、人生を楽しく豊かにするための一番の方法なんです。
楽しく一緒にまなびませんか?
知楽館 館長│森 和茂
飯塚私立菰田中学校、福岡県立嘉穂高等学校、駒澤大学卒業。
昭和61年、福岡県立高校の国語教師として採用。
嘉穂高校、嘉穂東高校、小倉工業高校に就任。授業の他に学級運営、野球部の指導に全力を尽くす。